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初めに 計画の |
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小生独身の時 白馬岳と鹿島槍登頂(天候により冷池小屋で中断)。
子育ても終わり、二人で近郊の山歩きを続けていた。そんな折インターネットで「四季山遊会」に出合い、リーダーのSさんから「槍が岳」は簡単に登れるヨ、とアドバイスを受け、こんどは二人で北アルプスに挑戦しようと計画を練った。
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準 備 |
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先ず体力造りから。
やっぱり近所で手軽な三郡縦走を繰り返した。妻はそれまでは自信がないと縦走をしていなかったが、今年になって4回ほど完走した。
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アクセス |
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新幹線のニュース掲示板に「白馬岳」で雨による崖崩れ、8人遭難、内2人不明。流れる。
上高地までのルート、時間的にロスの少ない京都発夜行バスを利用。
バスのりばで、上高地までの道で崖崩れがあり復旧工事が深夜を徹して行っている、出発はするが、不測の事態も考慮下さいとアナウンスあり。
予約が早かったせいか、左側一番前。その前にもの入れ(冷蔵庫)があり、普通なら前の座席のしたに足を伸ばせるが、出来なかった。又運転手の仕草が眠そうに感じ、落ち着いて眠れなかった。後の方から、関西弁で「運転手さん!眠いとチガーヘン」の声が聞こえた。
なんやかんやだったが、無事予定通り上高地に着いた。
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1日目 8月20日 晴れ曇り |
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夜明けたばかりの上高地に着く。
初めてなので幾分緊張している。
槍沢ロッジ迄は、ハイキング気分で歩いた。
バスではあまり寝れなかったので少し頭痛がしたがたいしたこともなかった。
今夜の宿泊地、槍沢ロッジには、予定通り昼ごろついた。
空いた時間は談話室で過ごした。
夕食は、ご飯とみそ汁がお代わり自由。味付けも良い。
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2日目 8月21日 霧雨 |
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山小屋の朝食は5時。朝早いので食欲が出ないと思い弁当にした。
朝から小雨・霧模様、雨具を付けて出発。
途中で弁当1つを二人で食べた。
槍は遠くに見えるがなかなか近づかないいやなコースと聞いていたが、幸いかどうか、霧で一度も槍の姿は見えなかった。坊主の岩小屋付近から登りも急になってきたが、ジクザク道なので登りやすいが足場は砂利なのでズルッと滑らないように登る。高山病でか少し心臓の鼓動が早くなり少し頭痛もしたようだ。朝出発前にノーシン(以後毎日朝ノーシンを飲んだ)を飲んでいたので軽くて済んだのではないかと思う。
ふと見上げると、霧の中に槍ヶ岳山荘の小屋の軒下が見えた、10分程で霧の中、昼頃槍ヶ岳山荘着いた。
食堂に入り、素うどん700円、菜の花うどん1,000円。
豪華に菜の花うどん 1,000円×2 を注文した。冷えた身体には、暖かい汁気のうどんは有難い。
明日の天気を気にしながら談話室などで過ごした。
夕食、カシワの炒めもの妻は食べきれず隣の青年に一部分ける。味は槍沢ロッジが良かった。
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3日目 8月22日 快晴 午後白い雲が流れる |
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昨夜目を覚ますと星が出ていた。今日はいけるぞー〜。
日の出とともに槍ヶ岳登頂に出発。写真で見ると急な岩場なので心配はしていたが、足場はしっかりしていて、危ない所にはハシゴが着いているので、心配なく登れた。頂上は360度の展望。北に白馬岳・鹿島槍、南に富士山・穂高連峰、西に白山。言うこと無し。
小槍に朝日が当たり、西に槍ヶ岳の陰がクッキリ見えている。空気は少し肌寒くほほをなでて流れていきます。感動!!。
小屋に戻り、朝食の弁当を食す。
南岳小屋向け縦走に出発
天気快晴・見晴らし抜群風も無し最高の縦走。
大喰岳を過ぎ縦走していると妻が騒いだ、デジカメを構えるとストックの先に焦げ茶の小動物、ア! オコジョ、しばらくじっとしていたが、茂みに消えた、が その先10位のところをオコジョが子どもをくわえるて逃げていった。そういえば槍沢を登っている時イタチみたいな小動物が前を横切ったのもオコジョだったのだろう。
道は整備され迷う所が無い。ただ北岳から南岳へは左に下り、少々逆戻りする(雪渓がある)ので勘違いしやすいと思う。足場は大きな石=モレーンに白のペンキが10m位の間隔であるので、霧が出ていたら迷いやすいコースと思われる。
明日は天狗原へ下りるので道標を確認して通過。
南岳からは眼下に南岳小屋、遠方に穂高連峰 もうすぐ小屋に着く。(11:50)
山小屋で、ミルクココア500円、カフェオレ500円を飲む。
獅子が鼻へ行き、昨年Sさん達が通った大キレットを覗く。最低部はガス・白い霧の中で見通し利かず。遠方に北穂高の山頂が見えた、頂上に人動いているのが確認できた。
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4日目 8月23日 雨・霧 |
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朝から雨 山小屋で初めて朝食をとった。
雨具装備し、南岳山荘を出発、視界10〜20m。風が西から東へ吹いている。南岳を過ぎての天狗原への分岐は道標は縦走路より東側10m位のところにあるので、通過しないよう注意を払う。霧の中うっすらと道標を発見。ここから天狗原への下り。
ここからは風下になったので霧が晴れてきて視界は広くなったが、小雨が時々降る。道はハシゴやクサリがあり足下は安定している。モレーンのトップの足場の良い所を捜しながら、白のペンキを便りに進む。モレーンには苔はなく滑やすくはないので安心。
天狗池も霧の中、槍ヶ岳の展望は無し。
靴の中に雨が入ってグショグショ、初めての経験。雨具ズボンとスパッツはどちらが上か?二人で言い合い。休んでいる青年に聞いた。雨具ズボンを上にした方が雨が入らないで良いのではとの返事。解った、が、スパッツの代わりに雨具ズボンが汚れる。
槍沢ロッジで昼食 山菜うどん1,000円×2 ホットする。明神館までの時間を尋ねる。予定は5時頃になるようだ。
一路下る、足が棒のようになる。ここで経験がものを言う、三郡縦走の苦しかったことを考えると軽い軽い。
明神館17:00着
5日振りの風呂、シーツのある布団 活きた心地する。
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5日目 8月24日 雨・曇り・晴れ |
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朝 朝食前に朝霧で有名な明神池に行く。同じ宿の女性と一緒、彼女は明神池と嘉門次小屋のイワナの塩焼きを食べに上高地に来たと言う。明神池は小雨の中、朝靄もあり幻想的な池、入場料300円×2。
朝食後、妻の友だちK(旧姓M)の紹介があった、嘉門次小屋のイワナの塩焼きを食べる、1尾900円×2。
頭から骨まで全部食べられる、美味しい。その日の朝、活きたイワナを捕らえている。
上高地自然探勝路を河童橋・バスセンターへ。
バスセンターで山菜そば 750円×2
バスセンター 13:20発
上高地〜新島々間で交通事故、事故処理で2時間の待機。
やっと松本に着き名古屋へ。新幹線で食べようと駅弁を買う。ところが新幹線が熱海付近の大雨で運転見合わせ、2時間の遅れ、名古屋は混乱、新大阪まで行き新大阪で博多行きに乗る。名古屋ー京都間、新大阪ー岡山間、座れず。やっと岡山で座り、11時頃夕食駅弁にありついた。博多着、日が変わって、0時20分 タクシーで自宅に着いたのは、0時50分。
山登りよりも移動での方が疲れたかも。。。。
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装備 重量 |
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♂ 9.7k ♀ 7.9k
着替えバック 4k(明神館に預ける) |