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  穂高連峰 トップ  2010.08.15〜21

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夜行バス(さわやか信州号)〜上高地〜岳沢小屋
岳沢小屋〜重太郎新道〜前穂高〜吊り尾根〜奥穂高〜穂高岳山荘
穂高山荘〜ザイテングラート〜涸沢〜北穂高〜北穂高小屋
北穂高小屋〜涸沢〜横尾山荘
横尾山荘〜上高地西糸屋山荘
上高地〜バス〜電車〜松本〜名古屋〜博多

 メンバー 夫婦 2人


8月15日  博多〜新幹線〜新大阪〜夜行バス(さわやか信州号)
お盆最終日 お盆送りを早く済ませて、博多駅に向かう。今回は2枚お得切符を利用、JR西日本管内が適用されるので、新大阪乗り換え。
JR新大阪発の上高地行きは他にも夜行バスが出る、初めて知ったが余裕をもって早く着いたので、あわてることはない。確認してから、夕食を駅構内でとった、9時なのだが半数の店はもう閉店、駅の飲食店なのに驚いた。
バスは、前回の最前列の席は足が前の座席の下に入れられなく足が伸ばせなかったので、今回はバスの予約してから、最前列だけを避けるように電話で希望出した。希望通りになった。
順調にバスは上高地に着いた。

8月16日  上高地〜岳沢小屋
朝の5時30分上高地に着く。曇り肌寒い、長袖シャツを着用。バスターミナルでオヤキを買う。今日の予定は岳沢小屋まで、時間がありすぎる。ウエストン碑まで散策。
その後、岳沢小屋を目指す。
10時50分小屋着
時間がありすぎるので天狗沢のお花畑を目指すが霧が多くなってきたので、途中で引き返す。
岳沢小屋では奥穂高岳からの下りの2〜3組、岩が濡れて下りは苦労していたみたい、疲れ切っている。
小屋は新築、布団が新しい、ふわふわ。部屋も広い、作りが・・・か、隣の人が動くときしむ音が聞こえる。
ネットが用意してあるが、不安定、ようやく繋がっても、小生の掲示板に入力する画面が小さい、しかもウインドウズなので、字が荒い。入力ミスが出たので、携帯電話で娘に再入力して貰った。
夕食は美味しかった。翌日の水・お湯は無料。
明日の朝食は、早いので食べられない、無理して食べると、胃がもたれるので、弁当にして貰う。

8月17日  岳沢小屋〜重太郎新道〜前穂高岳〜吊り尾根〜奥穂高〜穂高山荘
晴だ!! 小屋の主人「10日振りの天気!」と言ってた
5時40分出発。
初めは、木立の中、虫が多い、まさかと思って虫さされやムヒは持ってこなかった。ムヒだけは必要かも知れない。ダンダン高度を上げると、やがて岩場、虫もいなくなる。眼下に岳沢小屋がいつまでも見え隠れする。上高地の河童橋・大正池もハッキリ解る。紀美子平まで続いた。傾斜が急であることを実感する。2〜3組のパーティに追い抜かれる。この中に最後の宿、西糸屋小屋のアルバイト従業員と遭遇している。後で解ったことだが。
紀美子平には10数人の登山者、ザックを置いて、前穂高岳を目指す。足場がガレ場で不安定。慎重に登る。頂上は快晴、展望抜群、足下にちょろちょろするもの、「ア・・オコジョ、デジカメで捕らえるが画面では確認難しい。10分ぐらいして下山、ガレ場の下りはエズイ、ストックを置いてきたのを後悔する。
さあこれから、今回の目的の一つ「吊り尾根」の縦走。
やがて年をとり山に登れなくなって上高地にきた時、河童橋から、あの「吊り尾根」に登ったヨと自慢したいことです。
左下後方に河童橋を望み、左手にジャンダルムを見ながら進む、やがて、右手に涸沢カールが見えてきた、縦走も後半、このころ雲が現れたころ、鳥らしいの鳴き声がする。フト見ると、岩場に餌を探してせわしく動く鳥、眉のところが赤い「雷鳥」の♂、しばし眺めて、南稜の頭に逆光の中、♀の「雷鳥」が鎮座している。
そういえば、縦走路ですれ違った同じ歳ぐらいの夫婦連れが「子どもと一緒にいる雷鳥を見た」と話していたが、まさか小生も雷鳥に会うとは思っていなかった。ラッキー。
奥穂高岳山頂は霧の中、視界10〜20メートル位、他に登山者はいない。しばらくして、2〜3組のパーティがきて、賑やかになったが、写真を撮り展望のない山頂を早めに降りた。
穂高山荘を目の前にして急なクサリとハシゴの下り、連れ合いの足が届かない、先に降りて足場を確保したりして、16時 ガスの中穂高山荘についた。
日の入り頃になると、霧が晴れ、常念岳方面が夕日に染まって幻想的。

8月18日  穂高山荘〜ザイデングラード〜涸沢〜北穂高岳〜北穂高小屋
6時発。今日も朝は弁当。
最初の予定では、涸沢岳を往復してからだったが、昨日の小屋に着くのが4時だったので、パスして涸沢に向かった。
ザイデングラードは予備知識を持っていたので、ストックを使い、慎重に下った。
途中、ガレ沢に2人が居る。別のパーティのガイドが、「ここを下ったら危ない、尾根(登山道)に上がるよう」声をかけている、動けばガレ石が落ちてくる。二人とも無事登山道に戻った。
涸沢からの登り、赤い小さい山小屋が見えもうすぐと思いきや、クサリ場、ハシゴ、尾根を左にまたがり、こらからが結構な登り。
見晴らしは、左から前穂高岳、奥穂高岳、下にイデングラードさらに下に涸沢。昨日今日と歩いたコースを眺めるのは、思いが深いものがある。
でも足はなかなか進まない。やっとの思いで南稜分岐。目の前が北穂、思いははやるが足が進まない。
広い北穂の頂上に着いた。360度の展望。いっぺんに疲れが飛んだ。
山小屋では、追い抜いていった方に「地場のワイン」をご馳走になった。キャンプ2の方と知り合いで、福岡のことも知っていたので話も弾んだ。
夕食後、山頂に登り夕日の景色を堪能した。中でも一昨年登った、槍ガ岳が西日が当たって雲が切れて現れると飛んでいきたいようだ。
仙人のような白いひげを蓄えた人、三脚を準備してシャッターチャンスを狙っている。もう一人は、景色 見える山々を解説してくれる。有難い。

8月19日  北穂高小屋〜涸沢〜横尾
朝起きて急いで頂上に登った。20数人が山頂に居る、広い山頂は賑やかなサロンとなった。北穂からの朝日の出を眺めていた。しばらくして山小屋の担当者が「朝食が出来ました」と向かえにきてくれた。
山小屋での朝食は初めて。今までは朝、食欲が湧かないので、弁当にして貰った。朝はウィダーインで済ませていた。今日は横尾山荘までなのでいつもより遅く(7:30)出発した。
昨日の登り険しかったので、最初から緊張し気を引き締める。
登りのパーティから「ハシゴとクサリの中間で、スリップした登りの男性が居る、救助手配はすんで居る」と聞き、緊張する。そこの横を下る、男性はたって居て、深刻な状態ではないようだ。しばらくして、ザイル、カラビナを付けた頑強な男急いできて、「何処ですか」と聞きながら急いで現場に向かった。さらに下ると、県警の若い救助隊員が二人が汗をだらだら流しながら登ってきた「どんな状態ですか」と尋ねられる。涸沢小屋で昼食をとっていると、上空にヘリコプターが飛んできた、さっきの滑落現場からのようだ。身体は元気だったように見えたが、自力で下山出来ないのであったのだろう。
涸沢からの下りでは、登りの登山客の集団、続くは続くは、こちらは下る時間はあるので、余裕をもって譲ることが出来た。急いでいるとかなら・・と思った。
本谷橋手前ではげしいにわか雨、30分ぐらい続いた。お陰で屏風岩は霧の中、ハッキリ確認できなかった、残念。
4時横山山荘着
山小屋は新築、お風呂あり(石けん使えず)さっぱりしたが、体の脂っ気が取れていないので、気分爽快とまでは行かなかった、洗い場も4人、順番待ちだった。大食堂はざわざわして落ち着かなかった。

8月20日  横尾山荘〜上高地
一昨年、槍の帰りと同じコース。明神館で、「林檎ジュース」飲み気分もさっぱり。明神橋を渡り「上高地自然探勝路」をゆっくり散策しながら上高地へ。上高地散策はここが一番に思う。
宿に荷物を預け、大正池、田代池散策に出かける。日も高くなり

8月21日  上高地〜バス〜電車〜JR松本〜名古屋〜JR博多
朝5時半 宿を出て河童橋で日の出を拝む。直接は拝めないが、先ず焼岳に朝日が当たる、やがて吊り尾根に朝日が当たる、雲に隠れたり、現れたり、墨絵のようである。
若い自称「アマチュアカメラマン」(話しぶりでは、プロを目指している)が三脚を建ててシャッターチャンスを狙っている。「もう少し霧が出ると邪魔な電線が隠れるのに」とつぶやいている。
小一時間眺めていると、長袖シャツでも寒くなってきたので、宿に帰る。